なぜストレスが不妊の原因に?
妊娠できない理由が分からない...
原因不明の不妊症に悩まれている方はとても多いです。
その大きな要因の一つが妊娠できないことによる過度なストレスです。
そしてこの過度なストレスが副腎という臓器に負担をかけてしまいます。
「副腎疲労」と言う症状をご存じでしょうか?
言葉の通り副腎がストレスにより疲労を起こしてしまっている状態です。
実は、この副腎疲労を取り除くことが原因不明の不妊症を解決するとっても大切なポイントになる可能性があるのです。
副腎とは
副腎とは腎臓の上に帽子のように覆いかぶさっていて、人体でホルモンを産生する最大級の工場のような働きをしています。
副腎からは沢山の様々なホルモンが産生分泌されますが、なかでも副腎皮質から分泌されるコルチゾールと言う名前のホルモンが不妊と関係してきます。
副腎疲労とは
心身のストレスが溜まるとストレスを緩和するために副腎からストレスホルモン(コルチゾール)が大量に分泌されます。
私たちの体は副腎から分泌されるコルチゾールの働きのおかげでストレスから守られていることになります。
その際に副腎が沢山のビタミンCを消費します。
ビタミンCが不足してしまうと副腎が上手く働けない状態になってしまうのです。
そして副腎が機能不全に陥るとホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンなど他のホルモンを作れなくなってしまうのです。
ですから副腎疲労の状態ですと妊娠しにくい体質になっているということになります。
そこで副腎にどのくらいのビタミンCが含まれているか比較をしてみます。
血液中のビタミンC濃度を「1」とした場合です。
・脳のビタミンC濃度は「20」
・白血球のビタミンC濃度は「80」
・副腎のビタミンC濃度は「150」
以上のことからも副腎のビタミンC濃度がとても高いことが分かります。
副腎疲労の解決方法その1
ビタミンCを摂取しましょう。ビタミンCは野菜、果物、サツマイモ、じゃがいもに多く含まれています。
ビタミンCは過熱により失われやすいです。
イモ類はビタミンCがでんぷんに包まれているため比較的熱に強いですが、野菜はサラダなど生で食べることがおすすめです。
水溶性ビタミンであるビタミンCは一度に過剰摂取してもすべて吸収することはできず尿で排泄されてしまいますのでこまめに摂取することがポイントです。
日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、成人の1日に必要な摂取量は100mgが推奨されています。
ですが妊娠体質を目指すならこれでは全然足りません。1日2,000mg以上の摂取を心がけて下さい。
副腎疲労の解決方法その2
妊活中はどうしてもそのことばかりに志向が向いてしまい過度なストレスを感じてしまいがちです。
ストレスをため込んでしまうと自律神経のバランスが乱れ交感神経が興奮状態になり副腎疲労の原因になります。
ストレスを溜めないためにはウォーキングやヨガなど軽い運動で体を動かすとはとても有効です。
体を動かすことは心身共にリフレッシュできるからです。
また、何でもよいので新しいことにチャレンジすることも良いと思います。
新しいことにチャレンジすると自分の思考の枠が広がり、思考が狭くなっていることに気がつきます。
ストレスを受けて焦っている状態でも、心が穏やかな状態でも、妊活中に出来ることは同じです。
出来ることは同じであれば心が穏やかな状態の方が副腎は正常に働き、ホルモンバランスも整い妊娠体質に繋がりやすくなります。
副腎疲労に対する当院の施術方法
当院では鍼治療、スーパーライザー治療を用いて自律神経のバランスを整え、交感神経が興奮状態から副交感神経優位の状態へ導きます。
副交感神経が優位になることにより副腎疲労は改善されやすくなります。
鍼治療、スーパーライザー治療に関して詳しくはこちら
https://www.sangokotsuban.jp/infertility/
最後に
妊活によりストレスをため込んでいる方、特に不妊の原因が分からない方は副腎疲労の改善が妊娠体質への近道になる可能性が十分にあります。
妊活中の方は様々な取り組みを頑張っていらっしゃると思いますが、まず最初に副腎疲労の改善を行ってみてはいかがでしょうか?
是非参考にしてみて下さい。